ごあいさつ
ラオスは山の国であり、森の国です。そして水の国でもあります。人口の約7割が農山村部に居住し、そのほとんどが農業に従事する発展途上国ですが、物乞いなどなく、市場には多種の産物が出まわっています。
他方、多くの僧をかかえる仏教国ですが、一時統治していた仏文化の影響や、中国、タイ、ベトナムなどの文化も受け入れ、外国人の観光客も多く訪れています。政治的には、共産党の独裁政権ですが、大統領や首相の地位も話し合いで平穏に移譲しており、安定的であり、少数民族による争いなども見かけません。
このラオスが今、激しい経済成長の波に襲われています。インドシナ各国と高速道路で繋がる南北回廊や東西回廊がほぼ完成し、数年前までは閑散としていた道路に乗用車があふれています。製造工場が稼働し、インフラが整備され、人々の所得が増加し、暮らしが向上しています。ラオスの人口は約800万人ですが、インドシナの一国として確実に力をつけています。
私たちは7、8年前からラオスに数多く訪れ、ラオスの人々と交流につとめてきました。また、ラオスから木材を輸入したり、ラオスの方に日本で木工技術の研修をしてもらったり、水力発電事業の計画を立てたりしてきました。この間、ラオスの経済人、政治家、法律家とも知己を得て親しく交際し、また日本人で、古くからラオスで活動している人々とも知り合いになりました。
今回、私たちの経験を活かし、LAO TYBM SOLE CO LTDをラオス国法人として設立し、ラオス国内の事業活動を行うことになりました。今後もラオスと日本国の交流を深め、ラオスの経済発展の為活動していく所存です。